緋忍伝-呀宇種(ガウス)

『緋忍伝 -呀宇種(ガウス)-』の原作、キャラクターデザインを手掛けられた“りんしん”氏にこの作品の企画草案から、各キャラクターへの思い入れ、内容へのこだわりや意気込み、そして発売の12月22日を楽しみにされているユーザーに向けてコメントを頂きました。
Q1:早速ですが、『緋忍伝-呀宇種(ガウス)-』は5年以上前に企画された作品とお聞きしましたが、最初のこの作品を立ち上げたきっかけはどんなものだったのでしょうか? 
また、どういった経緯で“くノ一作品”になったのでしょうか?

りんしん氏:
  企画立案のきっかけは、“自分たちで何かオリジナルの作品を作りたい”と思っていて、その時はただ漠然と「淫獣学園」や「淫獣聖戦」の様な世界観(触手モノ)を浮かばせていたのですが、ずっと一緒に企画を進めて来たアクションが得意な原画の人たちと話を進めていく内に“もっと明るくノビノビとしたモノをやりたい”と言う事になり、辿り着いたのがこの企画です。
 当時、制作していた「新世紀 淫魔聖伝」は何か陰鬱だったし、その頃発売されていた他作品ジャンルに時代劇っぽいのが無かった事もあって、やるなら時代モノだと。それでキャラクターを描いてみたら“桃花”が出来て…。
  しかし、発売されている作品ジャンルに時代劇モノが無かった為、営業や販売の人たちが時代劇(市場に無いジャンルモノが売れるかどうか判らない為)って言うだけで反対され、更にPCゲーム「河原崎家の一族2」の原画等を描いている間に他社から時代劇モノがたくさん出ちゃって…。
今となってはちょっと出遅れちゃったなァって感じです。
  でも、コンセプトは「ハイヒールを履いたくノ一」なので、時代劇じゃなくて、あくまでも“時代劇っぽいモノ”をと考えていたんです。


Q2:緋忍伝-呀宇種(ガウス)-』で登場するキャラクターの中でどのキャラクターがお好きですか? またそれはどうしてでしょうか?

リんしん氏:
  桃花がこの作品のスタートになるので、やっぱり一番気に入っています。絵の個性もはっきりしていますし、間にいろんな仕事を入れられて紅蘭麻姫なんかは微妙に絵のスタイルが変わっちゃったんだけど、桃花だけは本当に5年前やりたい時に描いた絵のままなので愛着があります。
 監督は、紅蘭麻姫が今までの作品と違っていろんな見せ方が出来るから楽しみって言ってましたけど…。


Q3:作中の内容でこだわった話、エピソードがありましたら教えてください。また見て欲しいカット、シーンなどがありましたら教えてください。

りんしん氏:
  「新世紀 淫魔聖伝」はヒロインたちがエッチされると死ぬって言う展開に何か気持ちが滅入っちゃって、やっぱりエッチしても死なないって言う所がこの作品のいい所かなぁ、なんて思っています。
 また観て頂くにあたって、主人公とシンクロして楽しんで頂けたら嬉しいです。
 ただ、今回はまだ、作品紹介的な内容なので見所って言うのは、これからの展開に乞う御期待ですね。


Q4:最後に“りんしん”氏による18禁最後になるかもしれない『緋忍伝-ガウス-』を心待ちにしているユーザーの方へコメントをお願いいたします。

りんしん氏:
  ここまで来るのが本当に長かったです。“スタートしそう、ポシャリ”を何回も繰り返して来たから…、ほとんど諦めていました。そして制作会社(ARMS)が、市場的にアダルトモノを控える様になった為、これが最後のアダルトアニメになるかもしれません。
 アダルトアニメはある程度自由が利いて楽しかったです。特に売れる売れないって事をHシーンの数や長さで判断されなかった初期の頃はおバカな事や変なアイデアなんかも自由に表現が出来て良かったです。今回はそんな頃の気持ちになって仕事が出来ました。そんな思いが伝わるといいなと思っています。
 
 最後に同時進行していたゲーム企画が無くなってしまい、とても残念です。しばらくはアニメに専念する事となりますが、その分も含め、「緋忍伝 -ガウス-」を楽しんで貰えればありがたいです。
これからもりんしん共々、ヨロシクお願いします。


お忙しいところありがとうございました。いよいよ発売まで 1ヶ月をきりました。『緋忍伝-呀宇種(ガウス)-』の情報は随時更新予定!! 発売までの期間は「序章」や、各PC誌での情報で世界観を堪能してくださいね!!

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